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期間限定!大学生が商品化した話題の駅弁

ちょっと記事は2年前と古いですが、ネタとして面白いので保存。

富士・箱根・伊豆という日本を代表する観光エリアの、いわば「扇の要」に位置する静岡県三島市は、東京から東海道新幹線「こだま」で約60分。古くは三嶋大社の門前町、そして東海道の宿場町として栄えたところです。

この東海道本線の三島駅に、付け合わせとしてはよく使用される「大根」をメインの食材として起用した駅弁が、2005年の秋に誕生して話題となっています。


1月28日に沼津市のキラメッセぬまづで行われた「ふじのくに”食感フェア”地産地消弁当料理コンテスト」の優秀賞授賞式会場で、この駅弁づくりに取り組んだ金谷ゼミのメンバーの方々に、お話しをお伺いすることができました。
産官学が見事に連携したプロジェクト
この駅弁を作ったのは、三島市にある日本大学国際関係学部国際交流学科の金谷ゼミ(金谷尚知教授)で学ぶ4年生12名の皆さん。学生が主体となって駅弁を商品化したというのは、全国的に見ても極めて珍しいことといえるでしょう。

もともとこの金谷ゼミのテーマとして「グローカル=グローバルな視点でローカルを学ぶ」という思想があるそうで、すなわち、国際社会を考えるにあたってまずは自分たちの足元をしっかりと見つめよう、というもの。この考え方に基づいて学習している中で、自分たちにできる地域のアイデンティティづくりのアイディアとして出て来たのが、今回の駅弁プロジェクトなのです。

そしてこのプロジェクトに一肌脱いだのが、三島駅と沼津駅の駅弁製造・販売を手がける、「株式会社桃中軒」さん。その他、野菜生産者グループ「箱根ファーマーズカントリー」や、三島市などの支援を受け、学生たちの発想・行動力と、企業、生産者、そして行政のコラボレーションが実を結んだというわけです。

これが『三嶋物語 おおね御膳』だ!
手作り感あふれるこだわりのパッケージを開けると、二段になった入れ物に、見た目にもきれいなおかずたちがぎゅっと詰まっています。

一段目の中身
■一段目・・・たんぽぽ風玉子焼き、豚肉の三島巻き、かなやさんちの大根もち、三島野菜をたっぷり使った筑前煮、シャキッと!きんぴら大根

二段目の中身
■二段目・・・こわめし坂のおおね飯(黒米入りだいこんめし)、人参のぬか漬け、花大根の漬物

大根の古い呼び方である「おおね」と、高級感のある「御膳」を組合わせたというネーミングも、とても秀逸。たしかに「大根弁当」では、イメージがだいぶ違ったでしょうね。


早速、普段駅弁を食べるかどうか尋ねてみると、「食べません」とあっさり。うーん、やっぱり。まあこれはある意味予想していた答えでした。

─ではなぜ駅弁を作ることに?
「何をしようかをブレーンストーミングしていた時に、メンバーの一人がたまたま前日にテレビで駅弁特集を見た、というのがきっかけでポンと出てきたんです」

─そのアイディアに皆さんは?
「すごくいい発想だと思いました。地元だけで食べられる普通のお弁当と違って、三島だけではなく、いろいろな所に運ばれるっていうのが面白いと」

なるほど、確かに駅弁なら三島を通過する人の目にもとまる可能性がありますから、三島の特産を広く紹介するにはもってこいのツール、というわけです。まさに日頃から広い視点でローカルを捉えるべく活動している学生たちならではの着眼点ですね。

駅弁を通じて三島をどう紹介するか
三島駅の駅弁(特殊弁当)としては、「鯛めし」「桜えびめし」「港あじ鮨」「うなぎめし」の4種類が時刻表に掲載されていますが、最初の3つはどちらかというとお隣の沼津駅の駅弁。残る「うなぎめし」も、三島のうなぎは有名とはいえ、肝心のうなぎは浜名湖産で、地元の食材というわけではないようです。

そこで考えたのが、地場産の野菜。この三島の東部、箱根から続く斜面にある箱根西麓エリアは、火山灰土が積もった肥沃な土壌で、野菜のなかでも特に「根もの」の栽培に適した地域です。

まずは三島野菜をテーマに、色々な野菜を詰め込んで弁当の試作をしてみたところ、
「インパクトがなかったんです。これだと普通のお弁当を食べているみたいで、結局三島は何が有名なのか、ということがわからない」

何か一つの食材にしぼり込む必要性を感じ、まずはじゃがいも、大根、カボチャの3つを選び、さらに試行錯誤の結果行き着いたのが地場産の「大根」。全国に駅弁数多しと言えども、大根を主役に据えたものはおそらく日本初ではないでしょうか?

苦労よりも作り上げる楽しさがやりがいに
パッケージ
この中に試行錯誤の成果が詰まっている
─大根でいこう、と決めた時の回りの反応は?
「そんなの売れないよ!でした(笑)。大根なんて安い材料の弁当を、1,000円も出して買うわけないじゃん、って。それに、あまりにも身近すぎる食材なので、煮物以外にどう調理するんだ、というところも突っ込まれました」

その後、どんな調理法があるのかをインターネットや書籍で徹底的に調べ上げ、出てきた案を揚げ物、煮物などに分類して桃中軒に送り、実際に作れるかどうかの判断が返ってくる、という作業を繰り返していったそうです。

一方、学生たちと一緒にこのプロジェクトに取り組んだ、株式会社桃中軒の大井さんはこう打ち明けます。
「汁気の多い食材で弁当を作るというのはかなりリスクのあることなんです。だから、もともと水気の多い大根での弁当づくりは、現場もとても悩んでいました。それに駅弁は安定供給が第一。だから地元食材で、なおかつ旬のものだけで作るというのは、それだけでも大変です」

プロの立場からすると、ある程度様々な困難があるということが予想できたかもしれませんが、何とか学生さんたちの努力に応えたい、という気持ちが、それを克服することにつながったようです。またその気持ちは、三島市役所や三島市商工会をはじめ、野菜生産者、パッケージ業者など、このプロジェクトを支援した多くの人々にも共通の想いだったに違いありません。

ところで当の学生本人たちは、これまで誰もやらなかったことを、ひとつひとつ工夫しながら作り上げるところに大きなやりがいを感じ、あまり苦労とは思わなかったとか。そんな心意気も成功要因のひとつだったのでしょう。

手間とこだわりが、食べる人々の心をつかんだ
富士山を望む
三島の美しい風景の中でいただきたい
一般販売開始の12月1日。「初日なのに余ったらどうしよう」という不安をよそに、駅頭での販売では15分足らずで100食を完売したそうで、それから1ヶ月間で、当初課されていた最低売上げ個数3,000個は難なくクリア。2月6日現在でなんと6,500個を売上げるという大ヒット駅弁となったのでした。

皆さんに話を聞いていると、そばを通りがかった女性が「このお弁当もうないの?」。販売ブースを見ると完売していて、「うわあ残念!ずっと探してたのよ・・・すぐ買いにくればよかったわ」と残念そう。前日にテレビで取り上げられたのだそうです。

また、近頃はリピーターが少しずつ増えてきているそうで、特にこれだけのおかずを作る手間をわかってくれる主婦層には、1,000円という値段の価値を理解していただけているのではないか、ということでした。

期間限定!大学生が商品化した話題の駅弁
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